音の絵葉書|藤巻亮太とは?レミオロメンの言葉と旋律

山梨から始まったレミオロメン

レミオロメンは、藤巻亮太(Vocal / Guitar)、前田啓介(Bass)、神宮司治(Drums)による3人組バンドです。公式略歴によると、山梨県出身の小中高の同級生3人が、2000年12月6日に結成しました。

2003年にデビューし、「3月9日」「粉雪」などの楽曲を発表。山梨の風景や季節の移ろいを思わせる言葉と旋律は、長い時間を経ても多くの人に聴き継がれています。

藤巻亮太の言葉と風景

藤巻亮太の歌には、身近な景色や時間の流れがたびたび現れます。大きな言葉で結論を示すのではなく、日常の一場面を差し出し、聴く人が自分の記憶を重ねられる余白を残しているように感じられます。

冬の風景を描いた「粉雪」も、歌詞そのものをここへ転載しなくても、季節と感情が重なり合う作品として語ることができます。言葉の意味だけでなく、藤巻の声の揺れやバンドの響きとともに聴くことで、曲の輪郭がより深く伝わってきます。

「3月9日」が広がっていった道

「3月9日」は2004年に発表された楽曲です。藤巻本人はTOKYO FMの番組で、友人の結婚式のために作った曲だったと振り返っています。その後、卒業の季節にも広く歌われるようになり、作り手の出発点を越えて、多くの人の門出に寄り添う歌になりました。

一つの歌が、聴く人それぞれの人生の場面と結びつき、新しい意味を持っていく。長く歌い継がれる音楽には、そうした広がりがあります。

活動休止、そして活動再開

レミオロメンは2012年2月に活動休止を発表し、その後、藤巻はソロ活動を続けました。

そして結成から25年となる2025年12月6日、3人は活動再開を発表。2026年には、15年ぶりとなる全国ツアー「レミオロメン Reunion Tour 2026」を行いました。かつての楽曲が思い出の中だけにあるのではなく、再び現在の時間の中で響き始めています。

余韻

時間を経て、同じ3人がもう一度音を重ねる。その響きには、変わらないものと、年月によって変わったものの両方があるはずです。

あらためてレミオロメンの楽曲に耳を澄ませ、今の3人が奏でる音へつなげてみてはいかがでしょうか。

お読みいただき、ありがとうございました。

Words by Roy

参照資料

レミオロメン公式 BIOGRAPHY
レミオロメン公式サイト
TOKYO FM掲載・「3月9日」の制作背景